昭和と令和の三種の神器
戦後の復興と高度成長を遂げた昭和30年代、「テレビ・洗濯機・冷蔵庫」が「三種の神器」と称され、家庭への普及が進みました。
そして時は流れて、令和版「三種の神器」は、「ロボット掃除機・全自動洗濯乾燥機・食洗機」といったところでしょうか。
でも、これらは生活環境が進展した都市部の家庭が切望するアイテムです。
四国の田舎では、ロボット掃除機よりも、東京のような都市部に伍していくための喫緊の必須アイテムがあります。
そんな四国版「三種の神器」とは…
そして、これらのアイテムが揃えば、四国でも東京と同様な快適生活を享受することができるのだろうか。
今年の年末年始は、東京から帰省し、四国に2ヶ月間滞在しました。
この滞在経験を通して、地域格差是正の可能性を検証しました。
四国版・神器〜①軽自動車
四国に上陸して最初にすることは足の確保です。先ず、昵懇にしている医師にお願いして1週間千円で駐車場の賃貸契約を結びました。
今回お借りした軽自動車と駐車場
公共交通機関が進化を遂げていない四国では、車が最重要アイテムです。
幹線道路が少なく幅員の狭い四国の道路には軽自動車が実用的です。一家に一台ではなく一人に一台が理想です。
そこで、複数台の自家用車を所有している親戚に軽自動車(ホンダN-BOX)を借りました。
最近は四国でも郊外にコンビニやドラッグストアなどの複合型店舗が進出しました。
車さえあれば、買い物に関しては東京にヒケは取りません。
四国版・神器〜②ネット環境
二つ目の必須アイテムは、ネット環境です。
目的はリモートワークで四国にいても東京在住時と同様に仕事をするためです。職種にもよりますが、コロナ禍の恩恵により在宅ワークが定着しました。
在宅ワークには、Wi-Fiルーターの設置と、プロバイダー契約が必要です。
とりあえずWi-Fiルーターを購入し、月額2000円台のプロバイダーと契約しました。
んんん、PING100msは許容できるとしても、ダウンロード1Mbpsはカメですね🐢
でも、実際に使ってみると、テキスト中心の仕事においては何ら支障はありません。
Youtube視聴も問題なく楽しめます。たまに電波状態が悪い時にはもたつきますけどね😅
とりあえず、リモートワークと情報入手は東京並みとなりました😊
四国版・神器〜③遊び場
車を入手し、通信環境を整備しても、買い物時以外は実家に蟄居というのでは生活に潤いがありません。
枢要な娯楽の一つが飲み屋です。これだけは、四国は東京に張り合える水準にあります。むしろ人口あたりの飲み屋の数は東京よりも多いかもしれません。
近くに遊技場は無いけれど、軽自動車に500ccほどのガソリンを給餌すればビリヤードだって楽しめます。
フリータイム(14時〜20時)は超お得です😃
かように、四国には娯楽施設は少ないものの、ちょっと足を伸ばせば安価で質の良い慰み場が存在しています。
「遊び場」という神器は一つ目の神器の「軽自動車」で代用できるのです。
以上の四国版「三種の神器」によって、都市部との地域格差は解消されたかと思えましたが…
何かが足りない
この寂寞感はなんだろう?
🎵何気ない 心のふれあいが
幸せを 連れてくる
ひとはみな 一人では
生きてゆけない ものだから
凡庸な日々の繰り返し、
旧泰然とした世間のしがらみ、
鬱鬱鬱…
ボクは、四国の人びとに対し、価値観や人間性の揺らぎを求めているのかもしれません。