新レンジにチャレンジ🔥
帰省の際、実家の電子レンジを使いました。
お正月に食べようと買ってて失念していたお餅を食べよう!
お餅の個別包装の一つを取り出しレンジ内にセットしたら出力Wを選択します。
レンジの出力を500Wに設定します。
レンジの出力切替ボタンを押すと、
3回押せば希望の500Wにたどり着くのですが、その道のりが意味不明です。
なんなんだ、この数列は😱
800 600 500 300 150
A1=800、A2=600、A3=500 …
この初項800の単調減少数列の一般項Anはどんな関数?
レンジ出力(W)の不規則な選択肢は、この電子レンジに限らず、一般的な家庭用電子レンジについて言えることです。(700Wや1500Wがあったりと機種によって多少の違いはありますが)
500Wと600W、近すぎやろ!
レンジ出力に、なぜ500Wと600Wという近傍帯域に二つの出力が用意されてるの?
500Wと600Wはどちらか一つに統一できないの?
もしかして…
関東と関西では電化製品の周波数が違う(東日本50Hz、西日本60Hz)…
いやいや、出力(W)と周波数(Hz)は関係ないですね。
では、電子レンジに似通った出力の500Wと600Wを併設する意義は?
それは、原始レンジの名残り⁉️
⚠️この項は、ボクの推察なので間違っているかもしれません😅
電子レンジは比較的新しい家電で、ここ数十年で急激に進歩しました。レンジの出力も次第に大きくなってきました。
この辺りの状況をパソコンのストレージの進化になぞらえて記します。
NTFS → 500W
HFS+ → 600W
FAT32 → 300W
exFAT → 800W
このように以下の文章の語句を置き換えて読んでいただくと、電子レンジ出力の進化がわかりやすいかも。
一昔前は、パソコンのストレージのフォーマットタイプは、Windowsが「NTFS(500)」、Macは「HFS+(600)」が主流フォーマットタイプでした。
WindowsとMac両方に対応したフォーマットは「FAT32(300)」ですが速度、効率共に劣ります。
現在は、「exFAT(800)」が主流で、MacとWindowsの両方のOSに対応しており速度も速くなりました』
かような過程により、現在の家庭では様々な仕様の電子レンジが稼働しています。
そのため、電子レンジを用いる食品の包装上にも、どのような電子レンジでも汎用的に備わっている出力である500Wか600Wのいずれかの加熱条件が表示されているようです。
つまり、電子レンジのチン妙な出力W数値は互換性を担保する為のものなのでしょう。
最高出力を使おう!
実家のレンジでは出力設定ボタンを押すと最初に800Wが表示されます。
家電は「初期モード(この場合800W)を使うのが正解」ということが多いです。
加熱時間が最も短い最強モードの800Wを使わない手はありません。最高スペックモードを使わないのならもっと安価な低出力電子レンジを購入すればよろしい。
というわけで、ようやく件のお餅のレンジ出力は800Wに決定!
次に加熱時間を設定します。
おっと、このお餅は「500Wで2分」の一択でした。
800Wの場合の加熱時間を求めます。
「500Wで2分(120秒)加熱せよ」とは、「500W×120秒=60000J(ジュール)」の熱エネルギーを与えよ」と同値です。800Wなら、60000J÷800W=75秒の加熱時間です。
加熱時間を1分15秒にセット…
10秒単位でしか設定できません😨
仕方ないので、1分20秒に設定して、加熱時間の残量が5秒になった時点で「取り消しボタン」を押します😥
6秒から5秒に切り替わる瞬間に!
んんん… こんな面倒なこと毎回やってられないよ😤
後編ではこの不合理なレン珍仕様の改善について記します。
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レンジで珍【後編】 〜こんな電子レンジが欲しい😻 - こに〜 の ざれごと