1位と2位の差
「世界一になる理由は何があるんでしょうか? 2位じゃダメなんでしょうか?」
日本国籍を選択していない二重国籍である女性議員の問いかけです。
よろしい、お答えしましょう!
1位と2位とは天と地ほどの相違があります。1位と2位以下には明確な定性的違いが存在します。
つまり、1位だけが、自分より上位者が存在しないという唯一の王者なのです。
だから、2位じゃダメなんです!
さて、ここからが本論です。
3位と4位の差
先月南アフリカで開催された世界卓球で、早田ひな選手が女子シングルスで第三位、張本智和選手が男子シングルスで四位となりました。
この結果に対するマスコミの報道は以下のとおり。
他のマスコミもほぼ同様の心情を表出したものでした。
「惜しい、メダルまでもう一歩だったのに」
「メダルを目指して頑張ります!」
「やりました!日本、今大会初のメダルです」
よく耳にするフレーズです。
これらの主旨は、
『3位以内は満足すべき成績だ。4位以下は残念だ…』
ということですよね。
メダルの価値ってどんだけ?
3位と4位の間にある溝はなんなんですか?
メダルにこだわるのは、メダルの貴金属的価値を評価しているからでしょうか。
もしそうなら、
金:6000円
銀: 600円
銅: 60円
(1g当たり。価格は概算)
となり、1位、2位、3位の価値の比率は100:10:1となり、4位以下は0になります。
…んなことないですよね。
マスコミの「メダル至上主義報道」は異常です。
感覚的には…
私が感覚的に妥当だと思う順位に対する価値評価は次の通りです。
1位 100
2位 30
3位 26
4位 23
5位 21
以下漸減
そして、最下位には25くらいの価値を感じます。
最下位と1位だけが自分より下位または上位者が存在しないという特異点だからです。
偏向あるも思考なし
かように、3位と4位との間に特段の違いがないにも関わらず、「三尊四卑」ともいうべきマスゴミの論拠は何だろう?
• 早起きは三文の徳
• 四面楚歌
の格言から、三を礼讚し、四を軽侮すべしとしたの?
いや、実際のところは、単に「メダル」という語に関わる使い古された常套句を脊髄反射で採用しただけなんだろう。