テレビが故障したかな⁉️
いえいえ、故障ではありません。
最近、どの家庭のテレビも、ニューススタジオが暗く映るらしい。
その原因は…
わざとらしいテロップ
最近、よく流されるテロップです。
そして、16時に始まったNHK総合の15分間のニュースで映ったのは薄暗いスタジオ。
照明を落としたスタジオ
番組を仕切るアナウンサーが、「4時になりました。ニュースをお伝えします。この時間は節電のため、スタジオの照明を通常より落として放送します」
なんとも薄気味悪い😰
節電効果はむしろマイナス
スタジオの照明を落とすことで如何程の節電効果があるのだろう?
少なくとも、薄暗い画面を観せられる数多の視聴者による消費電力の増加を補うほどの効果はないと思われます。
仮に、視聴率10%だと1000万台ほどの受信機で視聴されています。
視聴者は画面が暗いので画質調整で液晶のバックライトの出力を上げるかもしれません。
一つのスタジオの照明を落とす電力削減が、10000000台のテレビの数パーセントの液晶バックライトの電力増加をもたらすかもしれないのです。
数字を使って考察してみます。
定量的考察
▶︎スタジオの節電効果
照明を暗くすることによって得られる電力減少は、多く見積もっても3kw程度と思われます。
よって、15分のニュース番組においての節電効果は0.75kwh。金額にして23円程度(1kwh=30円として)
▶︎テレビ受信機の電力増加
一方、テレビ受信機の画面を明るくすることによる電力増加はどの程度だろう?
32インチ液晶テレビのバックライトの消費電力を調べてみました。
ソニーの32インチ液晶テレビの場合、バックライトに蛍光管を使っています。
この液晶テレビの明るさの設定を変更し、 ワットチェッカー を使って消費電力を測定した結果は以下の通り。
【明るさ】 【消費電力】
最小 100 (W)
1 104
2 109
3 113
4 117
5 121
6 125
7 129
8 133
9 137
最大 141
試算の前提条件は…
『1000万台(視聴率10%)の受信機の1%のバックライトの出力が10W増やされた』
この場合、電力増加量は、
10W x 1000万 x 0.01 x 15/60
= 250kwh (金額:7500円)
なんと、スタジオの節電の333倍の電力増加となります。
結論
この照明を落とす所作は、作為的な偽善にしか思えません。
予想されるテレビ局の弁明としては、「スタジオの節電効果は小さくとも、電力が逼迫していることを広く認識させることを狙ったものである」ってところでしょうか。
「オレたち、社会の公器として、こうして社会に貢献してしてるんだぜ!」と言う奢り⁉︎
だったらいっそのこと放送休止にしてくだされ。
もとより報道は、煌々たるところで正々堂々と偏向なく行われるべきです。
この薄暗いスタジオは、元々いかがわしい業界がますます胡散臭く見えるぞ!