詐欺だろ!
こんな経験ありませんか?
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大きなエビ天の中にはミミズのような細身のエビが• •
スーパーや飲食店では、エビ天やそれを含む食品が数多く販売されています。
でも、販売されているエビ天のクオリティーは、購入して食べてみて初めて明らかになります。
エビ天の品質の良し悪しを決める大きな要素の一つが、衣に隠されたエビの大きさです。
商品のラベルには、価格に加えて加工年月日、消費期限、使用原料、熱量などの属性が表示されています。
でも、この商品にとって重要なスペックである「衣を纏ったエビ天に占めるエビの割合」は購入時点では未知数です。
購入するか否かの切要な判断材料が欠落しているのです。
そこで、エビ天における「エビの割合」を数値化して表記することで、消費者が商品の良否の判断ができるよう「エビ天の規格」を作成してみました。
日本エビ規格(JSS)
下記の通り日本エビ規格を定める。略称をJSSとする。
JSS =Japan Shrimp Standard
▼▼JSS▼▼▼JSS▼▼▼JSS▼▼▼
① エビ天の定義
「エビ天」とは、下図において、
ℓ/L > 0.66
のものとする。これ以下のものは「エビを含有した天ぷら」と称しエビ天と表示してはならない。
② SP値(Shrimp Point)
SPで定義されるエビポイントを定め、エビの含有量を定量化する。
※ドラクエのキャラの能力を表す、HP (Hit Points)、MP (Magic Power)みたいなもんです😅
1)SPの測定は、エビの頭頂から全長の1/3の位置で切断した断面で計測する。
2)下図において、エビ天断面の半径をRとし、エビ部分の半径をrとする。
3)SP値を以下の式で定義する。
SP =(r/R)^2 x 100(%)
r/Rを自乗することでエビ天に占めるエビの体積比の近似が得られます。
4)前項で得られたSP値によりエビ天のランクを以下の通りとする。
SP値 ランク 評価
65以上 A 最高レベル
64〜35 B 標準
34〜10 C 粗悪品
9以下 D 詐欺レベル
5)エビ天と称する商品にはSP値を明記しなければならない。
▲▲JSS▲▲▲JSS▲▲▲JSS▲▲▲
実際にSP値を測定してみた
某チェーン店の「天ぷら盛り合わせ小鉢」のエビ天を評価してみました。
エビ天を切断して断面を露出させます。
R=13mm 、r=7mm なので、
前記の定義によって、SP値は29となりました。
粗悪品ですね😰
エビ天にはエビデンスが必要!
日本エビ規格に謳われている、SP値表示の義務化が施行されたなら、スーパーのエビ天を含む商品のラベルは下の写真のようになります。
SP値が明記されたエビ天
これで、消費者はハリボテのエビ天をつかまされるリスクを回避することができます。
是非ともSP値の表示を義務化してほしいですね。