今年の全日本フィギュアスケート選手権は羽生、紀平 両選手の圧巻の演技で幕を閉じました。
でも、スケート競技大会を観戦していると、他の競技ではあまり見られない場景がいくつも散見され、いつも違和感を覚えます。
コーチが前面に出すぎ
演技直前に選手とコーチが両手を繋ぎ確認の見つめ合い…
青臭い青春ドラマを見ているようです。
更に、演技が終わると、コーチは選手とともにベンチシートに着座し、私語をを交わしながら採点の結果待ち。
そして、この二人組、多くの場合、選手は二十歳前後の若者、コーチは母親ほど歳の離れた女性 という組合せ。
奸邪な偏愛のようで 薄気味悪さを覚えます。
演技だけを見せて欲しい
6分間練習は興醒めです。
観客が、これからアスリートの集大成を観戦しようとしているまさにその直前、プログラムの断片を晒すのは無粋というものでしょう。
前段のコーチの件も含め、舞台裏を観客の前に晒すべきではないと思います。
芸術鑑賞の対象は作品にのみ
着目されるべきです。
ところが…
採点に関しては、舞台裏を秘匿し、誰がどこで評価しているのかはテレビにも映りません。
採点者を神格化して、この判決には問答無用という権勢を暗示しているのでしょうか。
日大アメフト部の悪質タックル問題を想起しました。
いつか閉鎖的な権力主義が露顕するのではないか という危うさを内含しています。
ボクだけの邪推であればいいのですが…