総裁選での民放TVの偏向報道
自民党の新総裁選出方式
安倍首相が辞意を表明し、新総裁の選出方式が、党員投票の比率の小さい両院議員総会で総裁を選出することになりました。
これに対し民放テレビ局は、 「石破つぶし」と称し、あたかも党員投票を実施すれば石破さん有利のようなニュアンスで報じています。
石破さん自身も、テレビに出演して、党員の意見を尊重すべきとこの選出方式を非難しています。
でも、石破談は「敗戦は不当な選出方法が原因だ」と、あらかじめ、弁明しているように聞こえます。
政策については何も表明していません。
党員は石破支持?
確かに2012年の総裁選での石破さんの獲得した党員票は、安倍さんの得票を上回りました。
しかし、直近の2018年の総裁選での党員票は安倍さんの方に流れ石破さんは惨敗しました。
2018年自民党総裁選挙党員票
民放各局は8年前のことのみに焦点を当てた報道をして、より現状を現していると思われる2年前の実績(上の写真)にはあまり触れていません。
そして、もっとも驚くべきことは、民放テレビ5局がほぼ横並びで、同様の主旨の報道になっていることです。
石破さんは、2012年から2018年の間に、すでに馬脚を露していて、現在では党員の支持は得られないだろうという自然な推測を無視して…
国民は石破支持?
安倍さんの退陣表明を受け、共同通信社が1050人に対し、電話による世論調査で、次期首相に「誰がふさわしいか」と質問しました。
結果は…
石破さんが34.3%でトップとなりました。
以下、菅さんが14.3%、河野さんが13.6%と続きました。
民放各局は、この共同通信社の調査結果を取り上げています。
精力的にワイドショーに出演する石破さんの映像とともに、石破さんが国民人気 No.1である旨のテロップを付けて報じています。
ところが Yahooが約70万8000人を対象に行った、同じ質問に対する世論調査の結果(9月1日)では…
河野さんが61.7%でトップ。
石破さんは15.2%で2位。
菅さんは11.9%で3位となっています。
同じテーマを対象にした世論調査の結果には見えませんね!
どちらの世論調査が、正確に民意を反映しているかは別にして、民放各局が揃って一方の結果を引用して、世論を捏造しているように感じます。
今の日本は、多様性のないテレビの報道だけでなく、ネットなどの様々なメディアからも情報を取得しないと真実を見誤ることになりそうです。
因みに総裁選の結果予想は…
安っぽ石破いでは、さ菅に勝てない!
(安っぽい芝居では、さすがに勝てない!)