はじめに
本稿は2月23日に投稿した『紙の本やめました【前編】』の続編になります。
※ 前編へのリンクははこの記事の最後にあります。
「紙の本」の末路
これはナニ?
読み終わった本を売却した際のレシートです。ダンボール10箱分(約500冊)の既読本を処分しました。
ここで買い取ってもらいました
売却価格は一冊当たり約15円です。もとより、お金を出してでも処分したかったので買い取り価格については何の不満もありません。
大量の既読本は負の資産なのです。
「紙の本」の厄難
頑張って500冊ほどの本を処分したのですが、目に見えるほどの削減効果はありませんでした。書庫に加え、各部屋の本棚には、依然として夥しい書物が残存しています。
そして…
今後、本が増え続ければ、居住空間が手狭になって本を保管するために引越しを検討するなんてことにもなりかねません。
本は家を縛り、家は人を縛る
ということを思い知らされました。
利便性の良い東京都内の住宅価格は1㎡当たり100万円を超えています。仮に1000冊の本を処分して、1㎡の余地が得られるならそれは100万円の収入となります。
換言すれば、既読本を所有し続けることは多額のの資産を眠らせていることになります。
前編でも言及しましたが、先ずは、これ以上本を増やさないために、「紙の本」から「神の本」(電子書籍)に変換するのが賢明です。
それでも、「電子書籍には抵抗がある。どうしても紙の本で読書を楽しみたい」という人は…
図書館のススメ
図書館で本を借りましょう!
読み終わった本は返却するので自宅の本は増えません。
また、読みたい本が無料で借りられるので経済的にも有利です。
ということで、新宿区の「下落合図書館」を紹介することで現代図書館事情をお伝えします。
新宿区立下落合図書館
入館するとコミュニケーションロボットのペッパー君が出迎えてくれます。
ペッパー君に代わって館内を紹介します。
▶︎借りられる資料と検索
文学・歴史・自然科学などの書架が並んでいます。整然と分類されているので読みたい本がすぐに見つかります。
PCやスマホでWEB上から検索することもできます。
検索画面(左)と検索結果
雑誌・CD・DVDなども借りられます。
▶︎自習コーナー
利用者カードで席を確保します。冷暖房完備です。
▶︎清潔なトイレ
なるべくここのトイレを利用して、家庭の水道代を節約しましょう。
▶︎PCとインターネット
Wi-Fiのサービスがあり、ノートパソコンの持ち込みも可能です。インターネットが閲覧できるパソコンも用意されています(上の写真)
▶︎ICタグによる自動貸出機
借り出す全ての本を自動貸出機のテーブルに乗せると瞬時に借り出し情報を読み込んでくれます。貸出機での手続きはすぐに完了します。
本にはバーコードとICタグが貼り付けられています。ICタグは近距離で有効な「パッシブタグ」と思われます。
因みに、スーパーのセルフレジは商品ごとにバーコードを読み込ませなくてはなりません。図書館の方が進化していますね。
▶︎スマホからもアクセスできます
新着本のチェックや貸出予約、延長依頼などの操作がPCやスマホからできます。
災い転じて福となす
「だけど図書館で本を借りると返却が面倒なんだよなぁ」
大丈夫です。
返却、即ち「自宅と図書館の往復」という雑役を有意義な時間にしましょう!
たいていの人は、最寄りの図書館は徒歩圏内にあると思います。往復1時間くらいならウォーキングに至当な距離です。
休日の早朝、木漏れ日が斑を成す神田川沿いの遊歩道を季節の草木を愛でながらそぞろ歩く…
なんて素敵なことでしょう。
▼【前編】は以下のリンクより
↓ ↓
📕 紙の本やめました【前編】 〜スマホの便利技を使おう! - こに〜 の ざれごと