書籍という資産
故あって、一軒の空き家を所有することになりました。
以前の家の所有者は、夥しい書籍を残しました。
書庫に加え、各部屋に本棚があり、相当量の書物が詰まっています。
これを処分しないことには、ここを住居とすることも、売却することも、また平地に戻すことも叶いません。
どこから手をつければいいのだろう⁉︎
仮にこれらの本を仕分けて整理したとしても、本の体積は不変なので、ただ移動しただけに過ぎません。
どうしよう。
この本を現金化するには
この呪縛から解放され、さらにキャッシュフローを増大させるるために…
• 本を古書買取業者に引き取ってもらう→近くに買取業者がいません。
• 空き家を 本、家具、什器と一緒に居抜きで売り払う→若者が都会に出ていくような地域に住宅需要はありません。
• 書籍商の免許を取得して、古本屋を開業する→免許取得は容易ですが、古本業での成算が見込めません。
…尨大な書籍を前に、ただただ立ち尽くすのみです。
本のために生き方が制約されるなんて…
結論
本は家を縛り
家は人を縛る
資産なんて無いほうが幸せになれるかもしれません。
なまじ守るものがあるから、
生きていくのが煩わしくなるのです。