ロック画面が地図に変身⁉︎
下の写真(右)はiPhoneの標準地図アプリ「マップ」です。
目的地までの経路を示しています。
ロック画面(左)と経路案内図(右)
このアプリには最強の機能が備わっています。
その機能とは…
スマホの地図アプリ
多くの人のスマホのホーム画面に Googleマップのアイコンがあります。iPhone ユーザーも、Apple標準アプリの「マップ」よりもGoogleマップを利用している人が多いと思います。
ところが、iOSのバージョンアップの際、なんとなく「マップ」を使ってみると大幅な進化を遂げておりGoogleマップからAppleの「マップ」に乗り変えました。
道沿いを撮影してストリートビューの更新。Googleの車はたまに見かけますが、ついにApple車も発見!
以下、なぜAppleのマップに乗り換えたかを記します。
地図アプリの機能
地図アプリの主たる機能である検索 と ナビについて、GoogleとAppleとを比較してみました。
▶︎検索
やはり検索のGoogle、多くの候補がヒットします。よって検索に関してはGoogleに軍配…
とはなりません。
情報量の多寡だけで検索の優劣を判断することはできません。
「近くの美味しいパン屋」で検索し、100店の候補がヒットしても、それら全てにアクセスすることは現実的ではありません。
無限の情報は情報が無いに等しいのです。
ヒットした最初の2〜3の店舗を確認するというのが実際の使われ方だと思います。
重要なのは検索結果が、美味しい(主観的な価値観ですが)順番に表示されることです。
情報は量よりも質です。
このような観点でGoogleとAppleを比較しましたが、結論は出ていません。
個人的には簡素なAppleの方が好みです。Googleの検索結果に対しては、北千住のスナックでマドラーの代わりにグリコのポッキーを水割りに突っ込まれたような余計なお節介を感じてしまいます。
▶︎ナビ(道案内)
操作性と精度について差は感じられません。
後発のAppleがGoogleマップをパクったという形なのでGoogleを使ってた人がAppleに乗り換えても操作に戸惑うことはないでしょう。
以上の考察では…
じゃ、Googleを使い続ければいいじゃない!
ということになりますが、私が乗り換えた理由は他にあります。
操作性の違いは…
例えば東京駅から東京タワーへ徒歩で行く時、ナビを起動し、経路を確定し、出発をタップします。この辺りの操作は両アプリとも同じです。
500m直進の指示が出たので一旦スマホをポケットに格納、5分後次の道順を確認するため再びスマホを取り出します。
この操作はナビが終了するまで何度か繰り返されます。
取り出したスマホはスリープ状態(黒い画面)になっています。ここからナビ画面に戻る操作がGoogleとAppleでは大きく異なるのです。(以下はiPhone使用の場合の操作)
▶︎Googleマップの場合
1️⃣サイドボタンやタップでスリープ解除→ロック画面
2️⃣パスコード入力、指紋認証、顔認証などでロック解除
3️⃣下から上にスワイプ→ホーム画面
※ アンドロイドの場合この操作は不要(ロックを解除すれば即ホーム画面) Appleさん改善してください!
4️⃣Googleマップを開く→ナビ画面
▶︎Appleマップの場合
1️⃣ サイドボタンやタップでスリープ解除→ナビ画面!
これが決定打となりました。
Appleの「マップ」でナビを使用している時はロック画面(写真左側)がナビ画面(写真右側)に置き換えられるのです。
それから、もしあなたがiPhone とBluetooth で接続したAppleWatchを装着していたなら、曲がり角の少し手前でWatchがあなたの手首をトントンと叩いてくれますよ。
地図アプリの未来
Appleのマップのみならず、Yahoo! Map、NAVITIMEなどスマホの地図アプリ全般の品質が向上しています。
業界に競合他社がひしめき合っている環境がイノベーションを惹き起こすのです。
そして今も技術革新は進んでいます。拡張現実(AR)とコンピューターヴィジョン技術を利用した、仮想空間を織り込んだ地図アプリの実現が期待されています。
補遺
iPhoneのマップがいくら有能でも、iPhoneの高価で耐久性の乏しいApple独自のLightningケーブルは感心しません。iPhoneからAndroidに乗り換えたくなります。iPhoneのためだけにLightningケーブルを持ち歩く必要があります。
早くType-Cにしてくれ!
でも、Appleとしては、企業にライレンスしているMFI認証での暴利がおいしすぎてなかなかやめられないのでしょうね。