Boseが10月15日に発売したノイズキャンセリング機能搭載完全ワイヤレスイヤホン、
Bose QuietComfort Earbuds
です。
50日ほど使用したので、レビューします。
音質
この評価は個人差が大きく、好みに依存します。
絶対的評価は難しいので、低音と中高音の表現についてのみボクの主観的印象を記します。
評価に用いた曲は低音が
「bad guy」、
中高音が「傷つく世代」です。
▶︎ bad guy (Billie Eilish)
Billie Eilish の倦怠感のある重低音のボーカルが魅力です。
▶︎ 傷つく世代(南沙織)
やや青臭い曲ですが、南沙織の伸びのある中高音は秀逸です。
Bose製品はやや低音を強調し過ぎかなって感じがありましたが、このBose Earbuds は全音域においてバランスが良く自然で上品な仕上がりになっています。
Bose特有の荘厳な低音を保ちながら、シャープな中高音は明瞭で分解能の高さを感じました。
また、小さい音量でも音質はクリアでシンガーの息づかいまでも聴こえてきます。
試聴した上記2曲が今までと違うまったく別の曲のようです。
操作性
スマホアプリでの設定は、基本的な操作に問題ありませんが、他社品に比べ、できることが少ないです。
本体での操作は、音量調整ができないという大きな欠点がありましたが、ファームウェアのアップデートで解消されました。
装着感
本体は少し大きめですが圧迫感もなく、Bose 独自のStayHearMaxイヤーチップ
は安定感があり外れる心配はありません。
ノイズキャンセル
最強です!
一瞬にして得られる静寂は感動モノです。
航空機内、新幹線車内での耳栓代わりとしても使えます。
他社競合製品
• AirPod Pro(Apple)
操作性に優れています。特にiPhoneなどApple製品との親和性は抜群です。
個人的には音質がやや劣るように感じます。
• WF-1000XM3(SONY)
音質、操作性は及第点です。
ボクの耳に対しての装着性に難があり、激しい運動をすれば外れてしまいそうです。
サードパーティのイヤーピースに変えることで多少の改善は可能かもしれません。
結論
ボクの使用目的は、音楽鑑賞ですが、ニュースや落語が目的で音質にあまりこだわらないというのであれば AirPod Pro という選択もアリだと思います。
また、音楽、スピーチの両方を聴き、音質、操作性など全般的に欠点がなく、バランスの取れた性能を求めるのなら、 WF-1000XM3 が適しているかもしれません。
要は、自分にとって、どの性能を優先するかを購入製品選択の判断基準とするのが良いと思います。
※ ボクと製造元、販売店とは何ら利害関係はありません。