※ 個人的感想です
四国に帰省して中学校の同級生の家で雑談していた時、テレビが点けっぱなしになっていてワイドショーが放映されていました。
そのテレビの内容があまりにも酷いのにびっくり!
以下、3つのアホな報道を紹介します。
ゲイNO人事件の本質
殆どのチャンネルでジャニーズ 事件に関し、東山氏の浅薄な弁明記者会見を数時間にわたってダラダラと垂れ流しています。
報道の視点はこの事件を「隠蔽されていたイジメ」として取り上げています。イジメなんてよくある事案ですよね。しかも本件の被害者は一人前の大人。
とするなら、公共の電波を数時間も費消して報道する必要はあるのだろうか?
この事件の本質は別のところにあります。
その本質とは、国民全員に関わる問題であって、特定の偏執的なイジメといった下世話な事案ではありません。
事件についてマスコミは意図的に報道を避けていました。
でも実際は…
マスコミは知っていたのです。
隠蔽していたのはマスコミです。
ところが、BBC(英国放送協会)がこの事件をドキュメンタリーとして放映すると、日本のマスコミは一斉に報道を開始しました。
今まで報道をしなかったのは、芸能界で強大な権力を持つジャニーズ事務所に忖度していたのでしょう。
タレントを提供してもらうために、ジャニーズ事務所に媚びへつらって、国民の知る権利を押さえ込んだのです。
報道しない自由の行使は、真実から国民の目を欺く、隠ぺいであり加害者への幇助です。
このことこそがジャニーズ事件の深刻な病理です。
木原官房副長官問題(テレビ、新聞で報道されていない)も然り。
日本のテレビ局は共産主義プロパガンダに成り果ててしまいました。
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テレビ放送は、一旦ジャニーズ会見を中断して定時の天気予報に切り替わりました。
ノー天気予報
「今日の北海道のT市は最高気温が36℃ まで上昇しました。平年最高気温18℃の2倍の暑さです」
アナウンサーの非論理的な言辞です。
この論理でいくと、1℃の気温が3℃になると暑さは3倍になるということになります。
18℃と36℃を絶対温度(kelvin)で表して、「平年最高気温291.2Kに対し、今日の最高気温は309.2Kです。よって、平年より10.6%暑いですね」くらいの表白がギリギリセーフかな。ただし、人間の寒暖に対する感覚は刺激の対数に比例するので「暑さ」という感覚を数値化するなら、絶対温度の対数で比較した方が視聴者の実感に近くなるでしょうね。
天気予報が終わり、放送は再度ジャニーズ会見に戻りましたが、もはや新たな情報はありません。しかも後日、この会見の内容に虚偽の発言があったことが暴露されました。
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無為な会見が再度中断され、ニュースの時間になりました。
相乗りで悪ノリ〜ライドシェア
トップニュースはライドシェアの是非を問うというテーマです。
(ライドシェアとは自動車を相乗りすること。同乗者とガソリン代などを負担し合うことで交通費が節約できる。欧米では広く普及しているが、日本でこれを行うには法改正が必要)
マスコミは、このライドシェアに対して「賛成か反対か?」というアンケートを実施して、55%が反対という結果を報道。
そして、「民意はライドシェアに反対している。ライドシェア法案は廃案にすべき」と結論づけています。
そもそも「賛成か反対か?」という質問がナンセンスです。
この法案が成立すると、ライドシェアという選択肢が増えるだけです。賛成とか反対を論点とすることが無稽な命題です。
法案が成立しても、ボクは利用しないけどね。
若干のコロラリー
いやしくも、国から認可を受けた公共性の高いテレビ放送がこの有様です。
ジャニーズ事件をはじめとした3つの低質な番組をみるにつけ、テレビ局も堕落したものだと感じます。
そしてこの堕落の根底にはテレビ番組制作者の軽佻浮薄があると推察します。
今日もテレビ局では、不毛な番組制作会議がもたれ、チャラいスーツを着た軽薄野郎が、
「ヤマちゃん、それもらった、この線でいこう!」
なんて調子で番組がつくられているのだろう。