またまた、マスゴミの不学に対する慨嘆です😅
公共性の高い認可事業なのに
最近は、日本の有力プロ野球選手が大リーグに流出したこともあり,プロ野球人気の低迷とともに野球中継アナウンサーの質が低下しているように思います。
Nテレビ系のアナウンサーが巨人贔屓の解説をするのは今に始まったことではありませんが,あまりにもひどすぎます。これにE川,N畑らの解説がつくともう最悪,テレビの消音機能は必須です。
プロ野球中継は客観的に報道すべきです。プロレスのようなショー番組とは違うと思います。
Nテレビは私企業とはいえ,そもそも認可を受けた公共性の高い業種であり偏向した報道は避けるべきです。
以前ヤラセ番組が露呈したときも演出の範囲内などと詭弁を用い反省の色皆無です。
実質的な対策として「マスコミは球団を所有してはならない」旨の法制化が必要です。
航空業界も然り
同じく公共性の高い航空業界も似通った体質をもっています。
射幸心をあおるような「50人に一人無料航空券が当たる」とかマイレージポイント制度,繁忙期の高額運賃(繁忙期の方が乗客一人あたりの原価は安くなるだろうが)などは廃止すべきです。
カルテルのような値上げも存在します。
政治と結びつき新規参入による自由競争を阻むような体質が根底にあることこそが一番の問題だと思います。
話を野球に戻します。
アナウンサーの無知
野球アナウンサーの統計,確率に対するミスリードもひどすぎます。
「今シーズンのロドリゲス選手は,菅野投手に打率5割とカモにしています」←2打数1安打を5割というのは間違ってないが統計的に母集団が小さく,カモという一般化は乱暴すぎます。
これでは「雪」と「うさぎ」がどちらも白いからということを根拠に同じものになってしまいます。
「試合が始まる前の鈴木選手の打率は3割3分3厘。2打席凡退してるからそろそろヒットが出るころです」←反論する気にもなりません(むしろ2打席凡打しているので現時点の打率は3割3分3厘未満に落ちています)
アナウンサーを含むマスコミ全般の統計に対する無知は野球中継だけにとどまりません。
「日本の1世帯あたりの貯蓄額は1500万円です」
という報道、この場合は相加平均でなく中間値を使うべきです。
詳しく説明します.ゼロから無限大の範囲にある要素を相加平均すると結果はどうしても大きい方へ引っ張られます。
例を引いて説明します。
11の世帯があり貯蓄額の分布が次のようになっているとします.。
1億2千万円 1世帯
1千万円 1世帯
5百万円 4世帯
3百万円 5世帯
実際こんなもんでしょう。
11人もいれば1人くらい土地成金の億万長者がいて,あとは「小さいもの,弱いものの数は大きい」の法則?に従い低額所得者ほど多くなってます。
この分布での相加平均(不正確な言い方をすれば単純な平均です)は1500万円になります。
これだと11世帯中10世帯が平均以下になってしまいます。
実際視聴者が1500万円と聴くと「意外とみんな貯蓄してるんだな」
とういう誤った感覚を持ってしまいます。
妻帯者だと旦那は肩身の狭いおもいをするでしょう。
このような場合は11世帯の中間にあたる第6位の所得額の人,つまり中間値の5百万円が実際の平均(=人並み)という感覚に合致していると思うのですが…
相加平均と相乗平均
似たような理由でゴルフの団体戦はスコアの総和(相加平均)ではなく総積(相乗平均)での勝負が妥当だと思います。
相加平均だと、勝敗の決定がスコアの悪い初心者により大きく依存します。
「相乗平均のスコア計算が面倒だ!」← 多重根を求める必要はありません。
テーム各人のスコアを掛け合わせ大小比較するだけです。
最近は皆さんスマホを所持していますので標準アプリの計算機を叩いてください。