本稿は先に投稿した『素晴らしき人間の知性【前編】〜愚直なAIの思考手順』(この記事の最後にリンクあり)の後編になります。
インドの鬼才ラマヌジャン
ラマヌジャンは、独学で数学を学び、極めて直感的、天才的な閃きにより「インドの魔術師」と言われました。そして数多くの不思議な公式を発見しました。
下図の数式は、ラマヌジャンが発見したπ(円周率)を求める公式です。
どこからこんな公式が
出てきたのだろう⁉️
この数式の右辺は、無限級数の和に無理数を乗じたものになっています。
ラマヌジャンはどうやってこの奇想天外な公式を発見したのでしょうか?
ラマヌジャン(1887〜1920)
他人にはまったく想像がつかないその発想の源について、ラマヌジャン自身は「すべて毎日お祈りしているナーマギリ女神からお告げがあった」と答えました。
AI超えの天才 藤井聡太
片や将棋界では、若干二十歳の藤井聡太が五冠を獲得、他の棋士を圧倒しています。
その読みの深さは他の棋士と比較して10年くらい先を行くパソコン。CPUが違うといった感じです。
藤井聡太(2002〜)
最強将棋ソフトに4億手読ませた段階では5番手にも挙がりませんでしたが、6億手読ませると、突如最善手として現れる手でした。
そんな手を藤井七段はわずか23分の考慮時間で指しました。この時間で人間が6億手も読むことは不可能です。
藤井聡太はそんな「神の手」を度々指すので、「AIを超えた男」と称されています。
2020年、17歳の藤井聡太に棋聖位を奪取された渡辺明は藤井聡太を「すごい人が出てきたなという感じです」と評価しました。
でも、ボクには「出てきた」というよりも「降臨した」と評するのが至当に思えました。
藤井聡太にもラマヌジャンのように神のお告げがあるのでしょうか…
とするならば、この二人は選ばれし最も神に近づいた人間かもしれません。
人間の不思議な潜在能力
ラマヌジャンと藤井聡太は、人間では到底解決不可能な命題を霊妙な閃きによって解き明かしたのです。
元から人間には論理的には説明できない不思議な能力が備わっていているのかもしれません。
「虫が知らせる」と言った意識の下に潜む予知能力のようなものです。
根拠なき心象ですが…
この人間の特異な能力は、脳内の神経細胞が再帰的な不思議な輪になって量子状態に移行したとき突如として発現するもので、それが意識の正体にに繋がっているのかもしれません。
(補遺)
冒頭のラマヌジャンの円周率公式のnに0と1を代入してその逆数をとると…
【n = 0 まで】3.1415927300133055
【n = 1 まで:】3.1415926535897936
【実際の円周率】 3.1415926535897932• •
ラマヌジャンの公式は確かに円周率に収束するようです。
しかも、恐ろしく早く収束する級数です。
(n > 1 になると計算が大変なので確認していません😅)
▼ 前編記事のリンク
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