悪徳サラ金業者の広告の定款注意書きのように小さく書かれた
「+税」と「税込価格」。
小さすぎてどこに書かれているか、瞬時に検出できません。
預かり消費税をいくら払うかは客側(少なくともボクは)にとってはどうでもいいことであって、当方としては消費税10%は織り込み済み、興味があるのは実際に支払う税込の総額。
とするならば総額価格を明示しないで、税抜価格を大きく表示しているのは、不当に割安感を押し付け購買意欲を向上させようとする姑息な印象操作としか思えません。
以前の投稿記事でも言及しました。
↓
ファミレスのイチ推しを食べてみた 〜謎の食品 MitoconDoria - こに〜 の ざれごと
そう考えると税抜価格を前面に押し出した価格表示を見ると、違和感を覚えると同時に、購買意欲は萎んでしまいます。
そんなに総額価格の原価構成を表示したいなら、消費税に留めず 材料費、労務費、経費などの製造原価も示すべきです。
🐂 価格表 牛丼 🐂
牛肉 80円
玉ねぎ 30円
ご飯 40円
労務費 100円
家賃 40円
水道• 光熱費 30円
減価償却費 20円
原価小計 340円
当店利益 60円
合計 400円
消費税 40円
となってるので、
440円 支払ってね!
てなぐあいに…
ところが…
朗報です!
2021年4月1日から「総額表示義務」が適用されます。
「総額表示義務」とは、消費税を納める義務がある事業者に対して義務付けられるものです。
値札やチラシなどにおいて、商品やサービスの価格を表示するときに、消費税額を含めた価格を記載しなければならない…というものです。
ならば、なぜ消費税率改定の時に実施しなかったのでしょう。
遅きに失した感は否めません。
値札、メニューの変更等が二度手間、国全体では生産性のない膨大な経費。
なんたる無駄!