こに〜 の ざれごと

日常生活の小さな疑問や発見をアイロニカルに 綴りました… っうか単なる戯言です。

100均の逸品 その1 〜最強の商品はこれだ!

 

 

一本の価格が13銭7厘5毛!

昨年、駅前に2店舗の100円ショップが開店しました。

その店舗のひとつを覗いてみました。

そして、圧倒的価格競争力を持つ最強の商品を発見しました!

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その最強の商品とは…

 

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800本(400本入りが2個)が税込110円の楊枝です!

セコい話のようですが、この商品を販売していくには傑出した原価管理が不可欠なのです。

 

 

 

驚異のコストパフォーマンス

この楊枝、持ち手の部分には細かな溝が刻まれています!

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この溝、まさか飛騨の職人が、一本一本手作りで製作したのではない…

ということは、機械で大量生産、すなわち、設備投資の減価償却費が発生しています。

この他にも、材料費、労務費、運賃などの経費を積み上げていくと、売価110円で採算を取ることは至難の業のように思えます。

 

もし、「800本を作れば千円進呈します」と言われても誰もが辞退するようなものを110円で提供しているのです。

 

 

この商品、品質は大丈夫?

▶︎本当に400本x2=800本あるのだろうか?

f:id:Conichan:20220102201121j:image         これが400本あれば合格

 

 

               数えてみました💦

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403本ありました。おそらく誤差の下限が400本を下回らないように管理されているのでしょう。

 

▶︎口に入れるものだけど安全性は?

下の写真は商品の背面に貼られたシールです。

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これによりますと…

• 材料の白樺材の臭気は品質に問題がないことを表明

• 商品には滅菌処理がされている旨を言及

• 鋭利な先端に対する注意を喚起している

食品と共に使用される商品におけるリスク回避もなされており、危機管理に対する配意が見られます。

書かれている内容の真偽は別にして、楊枝として特段の欠陥は見当たりません。

とするならやはり採算性はよくないのでは…

 

 

この商品の本当の使命は…

上記のことを勘案すると、この商品の原価率は1を超えていて、販売すれば赤字になるのかもしれません。だけど、客は他の商品も購入するので、トータルでは黒字となる…

         楊枝は客寄せパンダ⁉︎

つまり、楊枝はコンビニのトイレのような存在なのかもしれません。

 

「コンビニでなにも買わずに、トイレだけ利用する」ってのはちょっと気が引けますよね。

 

f:id:Conichan:20220102231953j:imageなので、ボクもこの楊枝だけでなく、壁面に収納できる「吸盤付きスポンジ」も買ってしまいました。