3蜜、アベノマスク、Go to、オンライン…
コロナ禍はさまざまな新語を生み出しました。
言い得て妙と唸らせるような佳作は見当たりませんが、違和感のある言葉がいくつかあります。
そんな中でもソーシャル•ディスタンスという言辞に特に違和感を覚えます。
語学的なことはさておいて、この言い回しに対するボクの受け止めは、
ソーシャル=社会的 と解し、
ソーシャル•ディスタンス とは「社会的間隔」、即ち、人間関係の親密度のことと認識しました。
• 男女七歳にして席を同じゅうせず
• 親しき仲にも礼儀あり
のように人間関係に言及するイメージですね。
そもそも「社会的」という言詞は「社会的な制裁を受ける」のように用い、模糊とした定量的でないものを表します。
一方、コロナ禍の下、政府が訴えたいことは、
「感染防止のために2mほどの間隔をとってね!」
ということです。
ならば、ここは、政府の主旨である「物理的間隔」を明確に表白した、
フィジカル•ディスタンス
と布告するほうが誤解をまねくこともなく適切だと思うのですが…