コロナ禍はさまざまな新語を生み出しました。
黙食、アベノマスク、おうち時間、3密…
そして、これらの新語のいくつかは、コロナ禍が終息しても、新たな語彙として引き続き使われるかもしれません。
逆に、違和感を覚えるような新語も出現しました。そして、現在もゾンビのように生き残って(死に遅れて)いるものもあります。
2022年10月、東京都北区の掲示です。
Social distance 未だ健在なり
ソーシャル•ディスタンスという言い回しから受ける心象は…
「社会的間隔」、即ち、人間関係の親密度です。
物理的距離よりも人間関係に言及するイメージですね。
「友達以上恋人未満」みたいな…
「分別をわきまえ、一線を超えない距離感を保ちましょう」ってこと⁉︎
だとしたら、なんともまわりくどい!
そもそも北区の看板の趣意は、「感染防止のために間隔をとってね!」ということ。
ならば、ここは、「物理的間隔」を明確に表白した、 「フィジカル•ディスタンス」(もしくは単に「ディスタンス」)と布告するほうが適切だと思うのですが…