JR四国の苦悩
人件費や修繕費などの固定費がかさむ鉄道事業は苦戦が続いています。
そんななか、JR四国はグループ全体を挙げてのコスト削減や意識改革など、思い切った施策を打ってきました。
列車のワンマン化、車掌の契約社員化、特急列車の減便、総駅数の80%を無人化• •
しかし、コロナ禍によって国内の移動ですら制限や自粛が掛かかり利用客は更に減少しています。
アンパンマンで起死回生
これまでにいくつもの観光列車をプロデュースし、運行してきたJR四国。
そして、この危機におよび、アンパンマン列車を既存の観光列車に優先して特急列車に充当するという勝負手を打ってきました。
その結果…
JR四国が発表した2020年度の連結決算は、
【売上高 】191億円
( 前年同期比49%減)
【営業利益】197億円の赤字
(前年同期は67億円の赤字)
「蛸は身を食う」のごとく…
結局、車両の改造費や広報費を捻出できず、資本や財産を食い減らしてしまいました。
まさにタコ足ビジネスです。
※ 蛸は身を食う→ 空腹になった蛸は自分の足を食うという話から、会社などで利益が上がらなくなり、資本や資産を次第に取り崩すこと。
でも…
アンパンマンは頑張ったよ🤗
アンパンマンは困ってる子がいたら言います…
「僕の顔をお食べ!」
『 泣いている人、困っている人、お腹がすいた人、みんな僕の顔を食べると、ニコッと笑顔になるんだ。その笑顔を見るとね、嬉しくて僕も自然に笑顔になる 』
アンパンマン列車は、ほのぼのとした暖かな気持ちにさせてくれました。
でも、哀しいです😹