なぜここに靴が?
歩道に放置された片方だけの子供の運動靴。どのような顛末でこの場景が?
新目白通りの歩道
仮説を立ててみた
妙子は夫と一人娘チコちゃんとの3人家族、下落合駅前のマンションに住んでいます。(なぜタエ子という名なのかは最後に解ります)
夫は証券マン。職場の茅場町へは最寄りの西武新宿線下落合駅からだと高田馬場での乗り換えが面倒なので、通勤は徒歩10分ほどの地下鉄東西線の落合駅を利用しています。
妙子は夫の出勤を見送った後、娘のチコちゃんを自転車の荷台に乗せて高田馬場駅前の「どみそ保育園」へ送り届け、その足で西友で買いものをして帰るというのが日課になっています。
チコちゃんが通っている保育園
今日も妙子は、西武新宿線と新目白通りに挟まれた歩道を自転車で保育園へ向かいます。家を出る前にチコちゃんが昨日買ってもらったミッキーの靴下を履いていくと駄々をこねたのでいつもより5分ほど遅い 出発となりました。
こんな感じです(通りがかった知らない人)
チコちゃん、よっぽどミッキーの靴下が気に入ったのか、何度も自分の足元を覗き込みます。しかし自転車の荷台は窮屈なためなかなか靴下のミッキーを目にすることが叶いません。ちょっと苛立ったチコちゃん、ついに足を振り上げ靴下を自分の目線に近づけようとします。そして左手前方に氷川神社が見えてきた頃、チコちゃんは渾身の力を込めて左足を大きく振り上げました。その勢いで左足の靴は前方に放物案を描いてチコちゃんの左足から去って行きました。チコちゃんは靴をなくしたことでお母さんに叱られると思い、保育園に到着するや否や教室に駆け込みました。そのため、妙子がチコちゃんの靴が遺失したことに気付いたのは、夕方「どみそ保育園」の送迎バスから下車してきたチコちゃんの履物が保育園の上履きであったことを認めた時でした。
冒頭の靴の来由を以上のように推察(妄想?)しました。
回文でまとめ
※ 回文: 前から読んでも後ろから読んでも同じ
「靴が消えた!」妙 、気がつく
くつがきえたたえきがつく