いつも使っているパソコンが作業中だったので、久しぶりに自作の サブ パソコンで動画編集をすることにしました。
電源投入!
…暗い画面のままです。BIOS さえも立ちあがりません。
接続を確認するも異常なし。
CMOSクリア用のジャンパから強制放電しCMOSクリアすることでなんとかWindows に到達。
プログラムを立ち上げ動画編集を開始。ところが、動画書き出し中に突然シャットダウン、再起動して作業を続けていると、しばらくして、またシャットダウン。
その後1時間ほど悪戦苦闘してクロック周波数の低下を確認したので、原因を熱暴走と判断。
筐体を開けて、CPUのグリス交換をしようと思いましたが、手元にグリスはありません。
当面の対処として強制冷却をすることでなんとか動画の書き出しを完了。
原始的な対処療法です。
廃棄予定の扇風機で空冷
このパソコン、初代 Intel Core i7を搭載し、当時珍しかったSSDをCドライブにした自慢の爆速自作PCでした。
でも、時は流れ、今や老犬へと落ちぶれてしまいました。
筐体からは諸行無常の動作音が響き、すでに多機能不全の後期高齢者。
詮無い延命治療を施すよりも、安楽死を遂げさせ、新機種の導入を検討するのが賢明です。
特別定額給付金と同等の10万円も投じて(モニターとOSは除く)自作すれば、格段の性能アップが得られます。
パソコンの性能と価格の変遷を振り返ってみると隔世の感があります。
MS-DOSの時代に1MBあたり1万円した外部記憶装置が、今では1TBで1万円。
何と、MS-DOS時代に100万円したものが、今では1円で買えてしまうということです。
愛着のある年老いたパソコンを前にして、哀愁を感じることは、老いに物悲しい想いを抱くことに通じるものがあります。
言い古された表現だけど、若いっていいなってつくづく思います。
だって、若さを金に変えることはできるけれど、金で若さを買うことはできないんだもん。
でも…
若さも金で買えるよ。金で買えないモノなんて欲しくないさ。金で買えないモノって貧困くらいでしょ!
って言われれば、さもありなん という気もします。
んんん…
ボクはまだ 若い(人間ができていない)のかもしれない。