11月16日に投稿したゴミ分別の謎、『違和感標識 10 〜空き缶も燃えるゴミ⁉️』(この記事の最後にリンクあり)の続編です。
今回は、家庭における『死体の廃棄方法』についてです。
本稿では、動物の死体の廃棄方法について、一つの見解を記します。
※ 個人の見解です。しかも「ざれごと」と称したしたブログですので信憑性はありません😅
動物の死体 〜東京都S区の場合
廃棄物処理法によると、
『廃棄物』とは、ごみ、燃え殻、(中略)動物の死体その他の汚物又は不要物であって…
と規定されています。したがって、家庭で生じた動物の死体は「一般廃棄物」になると思われます。
さまざまな死体
動物の死体は、食用、ペット、害虫など種々多様で大きさも異なります。
そこで、さまざまな死体を重量で昇順に取り上げ、それぞれの死体の廃棄方法について考えてみました。
1️⃣ゴキブリ
〜ごきぶりホイホイで捕獲した死体
▶︎S区のゴミ分類では生ゴミに該当しそうです。生ゴミのイラストに魚の骨が描かれています。
ゴキブリの矮小さと無機質な風合いは魚の骨のそれと同等と判断しました。よって、生ゴミして搬出します。
2️⃣サンマの頭
〜塩焼きにするサンマ一匹を購入。料理の際発生した廃棄物。
▶︎前項と同様、生ゴミとします。
3️⃣ハムスター
〜ペットとして飼っていたが老衰のため死亡。
▶︎「可愛がってたペットを生ゴミ扱いするのか!」なんて非議はとりあえずおいといて、S区のホームページをのぞいてみると…
家庭で飼っていたペットが死んでしまったときは、管轄の清掃事務所・清掃センターに処理を依頼(手数料及び火葬料:1頭当たり3,000円)することができます。ただし、25㎏以上の動物死体は引き取りできません。
とされています。
ペットとはいえ生物学的には殺鼠剤で駆除したネズミと同等だと考えます。
なので、新聞紙に包んで「燃えるごみ」で処理しましょう。
4️⃣豚の足
〜近所の養豚場の友人から黒豚の左後脚を頂いた。料理に使わない足首から下の部分。
▶︎調理の際に生じる不要物です。「鯛のあら煮」の調理の際に発生する「鯛のウロコ」のようなもの。ウロコ同様、これも燃えるゴミでよしとします。(トンソクの材料と考えれば不要物ではないですが)
5️⃣野良猫
〜自宅の庭で発見。飼い主はいない模様。体重4kg。
▶︎S区の場合、
私有地に動物死体が放置されているときは、その土地の所有者が責任を持って自己処理することになる らしい。
ただし、土地の所有者が処理できない場合は、ペットの死体と同様に、清掃事務所などに依頼することになります。(依頼費用3,000円)
野良猫が我が家に迷い込んできて野垂れ死をしたため余計な出費を強いられる… 釈然としないですね。もとより、繁殖した野良猫が横行しているのは行政の責任であります。自己処理を選択して、燃えるゴミとして出すのも問題ありそうなので、運が悪かったとおもって、清掃事務所に依頼ってのが妥当かな。
6️⃣熊の体毛がついた獣皮
〜猟友会が捕獲した熊の死体を解体して、皆で分け合ったもの。
▶︎絨毯だと言い張って粗大ゴミか燃えるゴミとして出そう!
S区では、
絨毯は「敷物」として分類され、1畳以内は400円、1畳を超えると、800円の処理手数料がかかります。
んんん… 小さく切り刻んで燃えるゴミの方がいいかな。
7️⃣大型犬
〜ペットとして飼っていたゴールデン・レトリーバーが死亡。体重30kg。
(野良猫と同じ処理をしようとしても、清掃事務所などは、25㎏以上の動物死体は引き取りできません とのこと)
残された手段は自己処理のみです。選択肢としては…
▶︎ペット葬儀
民間が運営している「ペット葬儀」では、飼い主のニーズにあった方法で葬儀・埋葬・供養などを執り行うことができます。
少なくとも、数万円の費用がかかります。
「愛するペットのために人と同じような供養をしてあげよう」という気持ちからの葬儀なら意味のあることですが、死体の処理のためだけに利用するのには不適ですね。
▶︎自宅で埋葬
自宅の庭に埋めてお墓を作ってあげます。
生前仲良くしたペットが身近に感じられます。しかも、火葬せずにそのまま埋葬すれば費用はほとんどかかりません。
※ 火葬する場合には費用が15,000~30,000円程度かかります。
間違っても公園などに埋葬してはいけません。違和感のある標識だけど公園に埋める人いるんだね
この世に残されたさまざまな死体、厄介ですね。
♫ 残されてしまったの 雨降る町に
悲しみの眼の中を あの人が逃げる
あなたならどうする あなたならどうする
あなたならどうする?
●「あなたならどうする」 (歌)いしだあゆみ(作詞)なかにし礼(作曲)筒美京平
●前回のゴミ分別の記事は以下のリンク
🐰違和感標識 10 〜空き缶も燃えるゴミ⁉️ - こに〜 の ざれごと