酷暑の中、父の三回忌の法要が執り行われました。
焼香の段となり、焼香台の前に進み、抹香をつまみ香炉にくべて瞑して合掌をすると…
灼熱の暗闇に漂う香煙の裡に抹香は熱帯の星辰に昇華し、父が滞在したことがあり、そして私も訪れたことのある幻想的な異国の都市、ジョホール• バルが瞼の裏に赫奕と蘇りました。
神秘的なジョホール • バルの暮夜
ジョホール• バル(Johor Bahru、中国語表記は「新山」)はマレー半島の南端に位置し、海峡を挟んだシンガポールとコーズウェイ橋でつながっています。多民族国家シンガポールとは異なる独特の雰囲気をもつ街です。
数年前に滞在した当地の景趣です。
◼️風景
◼️食べ物
◼️人びと
◼️お酒
◼️イスラム教会
初めて訪れた異国の地にも拘らず、これらの情景に懐かしい既視感を覚えたのはなぜだろう…
父から子へ繋がる輪廻の縒糸の一端を垣間見たのかもしれません。