空缶回収ビジネスの採算改善
5月7日の投稿で、空き缶を回収して生計を立てることの厳しさについて記しました。
※この記事の最後にリンクあり
そこで、この稼業の採算性の是正策を考えてみました。
回収された空缶は、インゴットを経て最終的に再度アルミ製品に生まれ変わります。
なので、空缶よりも付加価値の高いであろうインゴットに鋳造してから買い取ってもらうというのはどうでしょう。
ということで、アルミインゴットの相場をヤフオクとメルカリで調べてみました。
アルミ缶の持ち込み価格が1Kgあたり約90円なのに対し、アルミインゴットの価格は、その30〜60倍!
空缶回収での月収が5万円だとしたら、ひと手間かけてインゴットにすれば、月収はゆうに100万円を超えます。
ということは、空缶を再利用する際、空缶をインゴットに変換する工程がいちばん付加価値を生むことになります。
つまり この工程が一番技術的難易度が高いと推察されます。
だけど、鉄と銅の融点は、それぞれ1540℃と1085℃、対しアルミの融点は660℃です。アルミの溶融はそんなに難しくないように思えます。
アルミインゴットの製造方法
調べてみると…
アルミ缶の鋳造はさほど難しくなさそうです。
木炭で温度を上げた鍋に、潰したアルミ缶を投入します。溶けたアルミと不純物が分離してきくるので、不純物のみを出来る限り取り除きます。そして、用意しておいたインゴット型に溶けたアルミを流し込んで冷やしたら完成です。
これなら七輪、鉄鍋、木炭など身近なもので鋳造可能!
電気炉を使用しても小さいものなら5000円くらいで販売されています。10万円も出せば、実用的な溶融炉が手に入ります。
でも、そんなうまい話はないような気もします。インゴットの製造販売にはなんらかの桎梏が存在するのかもしれません。
例えば…
未完の鋳造術 ⁉︎
この鋳造方法は酸素存在のもとでの作業だから、出来上がったインゴットはアルミナ(Al₂O₃)になっているのかなぁ?
もしそうなら、アルミナは融点が2000℃以上あり加工し難いので買い取ってもらえないかもしれません😿
この鋳造方法は…
アルミ缶にある未完の工程!
あるみかん に あるみかん のこうてい
…かもしれません
▼前回の投稿(空缶回収の経済学)
おまけ😸