進化したスティックのり
従来品の欠点を改良した「スティックのり」を100円ショップで見つけました!
スティックのり「GLOO」
GLOOの特徴
下の写真は一般的なスティックのりです。
円柱形の のりを押し出しながら使用します。
この円柱型(塗布面が円形)という形状はとても不合理だと思います。
これに対し、GLOOの のり部分は塗布面が正方形になる直方体になっています。
製造元の意図は不明ですが…
この正方形の塗布面が円形塗布面の欠点を解消しています。
円形塗布面と正方形塗布面
スティックのりの主用途は紙類の接着です。
従って、長方形の紙の縁部分に塗布する機会が多くなります。
紙類の隅部を塗工する際、円形型は被塗布物(紙)をはみ出さない限り下図の赤い部分を塗工することはできません。赤い部分にまで塗工しようとすると余計なところにまでのりが付着してしまいます。
正方形塗布面なら必要十分な部分に塗工できます。(上図右)
正方形型の優位性はこれだけではありません。
上図において、
(Lの面積)>( lの面積)
なので、矢印の方向にスティックを動かせば直径に近い部分に、より多くの のりが塗布されてしまいます。
すなわち、塗りムラが発生します。正方形の塗布面ならこのような塗りムラは生じません。
かように、塗布面が円形よりも正方形が優っているにも拘らず大半のメーカーはなぜ円柱型を採用したのだろう?
もし、リップクリームの形状を踏襲したのなら、紙と唇、どちらも吸い取る機能があるので同一視したのでしょうか…
スティック型リップクリームはどれも円柱形!