以下の写真は店舗や公共交通機関でよく見かける標識です。
フジグラン西条
この標識から、竹下登を苦しめた皇民党事件を想起しました。
【皇民党事件】
中曽根康弘の次期自民党総裁の指名を巡って、安倍晋太郎・宮澤喜一と争っていた竹下登が、右翼団体である日本皇民党から、執拗に『日本一金儲けの上手い竹下さんを総理にしましょう』と「ほめ殺し演説」を受ける。
でも、よく考えてみると…
「ほめ殺し」とは対象をほめることでその対象をだめにしてしまうこと。
ならば、冒頭の標識は「ほめ殺し」とはチト違うかな⁉︎
意図は「ほめ生かし」⁉︎
冒頭の標識は、褒めることでトイレ使用者のマナーの向上を狙ったもので、むしろ「褒め生かし」というべきもの。
子どもをほめることは、チャレンジ精神を育成する…
と同様の意図。
ならば…
「オレ達、子供じゃないぞ、ナメンナよ!」
って気持ちになります。
さらに不合理なことは…
これらの標識、トイレが清潔に保たれていることを前提にした言辞であり、この標識の意図はおだてであることは前述の通りです。
しかし、トイレはいつも清潔であるとは限りません。
もし、トイレが不浄であったら
標識の表示は皮肉として受け止めろということでしょうか。
いずれにしても嫌味な気持ちの悪い表現です。