駅前の中国料理店の看板に「石庫門」という文字列を見つけました。
石庫門…
shíkùmén(シークーメン)
小さく書かれていますが、このお店の名前です。
確か、上海で飲んだお酒の名前も同様の「石庫門」だったような…
そこで、ハードディスクに保存されてる上海訪問時の写真を召喚してみました。
【石庫門】という上海老酒です。(8年 500ml・14度)
夕食時なので、この料理店に入店、料理を注文することに。
候補はこの4種に絞り込みました。
少し迷いましたが、辛口四川麻婆豆腐を注文しました。
辛めの味付けでパンチがあって美味しいです。クセになりそうな味です。
食事が終わって、「石庫門」を調べてみたところ、それは、19世紀の上海の中洋折衷型の伝統的建築様式でした。
でも駅前のお店は、石庫門の看板を掲げてはいるものの、造りは「石庫門」を模した建築様式ではありません。
また、石庫門というお酒は置いていませんでした。
上海の老酒「石庫門」は幻だったのでしょうか?
叶うことなら、伝統的な石庫門洋式のもとで、上海老酒石庫門と上海料理をいただきながら、19世紀の中国の風情を味わいたかったです。
呑んで、そして少し酔って…
胡蝶の夢のような境地に没入し、現在の閉塞的な現実から一時的に逃避するのも一興かもしれません。