昨年は訳あって病院を訪れることが頻繁にありました。
(ボクは至って健康です)
その際、ある言辞に何度も違和感を覚えました。
ある言辞とは、「看護師」
「師」という語、「手品師」、「香具師」などにも接尾するため、なんとなく小手先のまやかしのようなイカサマっぽさが漂います。←おそらくボクの偏向した先入観でしょうが…
でも、性別のない「看護師」という言辞には実用上の不都合があります。
看護婦 から 看護師 に
今や、どこの病院においても、「看護婦さん」という呼称は使われなくなって「看護師さん」という呼び方が定着しています。
昔は、男性は「看護士」、女性は「看護婦」と呼んでいましたが、2002年に「看護師」に統一されました。
背景には男女雇用機会均等法からの流れの、職業における男女平等という考え方があったようです。
逆に言えば「看護婦」という表現は差別的だ!
ということでしょうか?
だとしたら、この呼称改定をした人たちは、「看護婦」という語句に対し、下位の職業だという潜在意識を 宿しているのでしょうか。
看護婦の心象が伝わらない
ちょっと調べてみたところ、看護師の男女別の構成割合は、男性看護師が7%、女性看護師が93%でした。
だから我々が「看護師」という言辞を用いる時、9割以上の場合、女性の看護師(旧看護婦)をイメージしています。
看護師ではこの心象が伝わりません。
また、「看護師」と言う言葉は「看護婦」よりも情報量が少ないと思います。
「看護師」は男女の区別という情報(二者択一、すなわち1ビットの情報量)が欠落しています。
そのため、
(旧)看護婦→女性の看護師
(旧)看護士→男性の看護師
というふうに冗長な表現をしなければなりません。
だったら従来通り、「看護士」と「看護婦」の方が実用的です。
性別情報は必要です
特に、医療の現場では男女の区別を必要とします。
もし、病院で「看護師が入浴の介助をします」と言われたら、その看護師は男性だろうか、それとも女性だろうか?
と誰もが思案すると思います。
男性看護師って…
「看護師」の英訳は「nurse」ですから、男性看護師もnurseです。
てことは…
白衣の天使
すごく気持ち悪いです😰