こに〜 の ざれごと

日常生活の小さな疑問や発見をアイロニカルに 綴りました… っうか単なる戯言です。

正しい《都道府県別 コロナ禍 深刻度ランキング》 の作り方!

 

 

 

統計学を無視した報道

連日、テレビのワイドショーなどでは、都道府県別のコロナ感染の重篤度を論じています。

 

その際、主たる判定基準は、新規感染者数に依存しています。

 

でも、その拠り所となる 新規感染者数の算出方法は、検査人数やサンプリング手法などに偏りがある ぞんざいなものです。

 

調査の条件がバラバラで結果には信憑性がありません。

 

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       東京都、メダルならず!

 

 

 

 

一見、適正に見えますが…


テレビ局の統計に対する杜撰さはコロナ報道だけにとどまりません。

 

 

あるテレビ局は…

アンケートの対象者を選別する方法として、無作為発信の電話アンケートを採用。

そして、これを根拠に、アンケートの結果は適正であるかのように報道しています。


然し、これとて、母集団にバイアスのかかった粗雑な調査と言えます。

 

電話によるアンケートでは、電話機も買えない貧しい人の意見が反映されていません。

 

また、電話をかける時間帯によっては電話を受ける人が主婦に偏ることもあります。

 

未登録電話の着信に応答する人(アンケート結果に反映される)と無視する人(アンケート結果に反映されない)では、解答の傾向が異なるかもしれません。

 

話をコロナに戻します。

 

 

 

 

都道府県別深刻度を知るには

 

【提案 1】
新規感染者数を都道府県のコロナ禍深刻度の指標とするなら、まずは人口のバイアスを取り除かなくてはなりません。

 

これは感染者数でなく感染率を調べることで実現できます。

 

ボクが思うに…
真のコロナ感染率(深刻度)を調べるには無作為に抽出した50人も調べれば統計的に十分では!


なぜこんな基本的なことを実施しないのでしょうか?

        謎です…

 


     50人くらい調べて

          わかるのかい?


との疑問があるでしょうが、大丈夫です。

 


あなたがホテルの料理長だとします。そして、200人分のコンソメスープをつくることになりました。


スープの出来上がりを確認するために、大ジョッキ一杯分ものスープを試味しますか?


小さじ一杯も味わえば十分でしょ!

 

小さじ一杯のスープが、
「コロナ感染率を調べるために無作為に抽出した50人」
に相当します。

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    スープは撹拌されている…


という反論が聞こえてきそうですが、その撹拌という作業が「無作為に」という条件で履行されます。

 

 

 

【提案 2】

一定数の人口あたりの死亡者数を深刻度の指標とするのはどうでしょう。

 

人間が死んでいるか生きているか の判定精度は、ほぼ100%です。(コロナ感染が死因か否かは若干の曖昧さを伴いますが)

 

コロナ禍の深刻度とはコロナに対する恐怖心、すなわち各人がコロナに感染して死にはしないだろうかという不安です。

 

だから、死亡者数を指標にすることは至当だと思います。

 

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          深刻度1位は何処に⁉︎

 

 

 

 

更に、死亡者の平均余命を乗じることで、コロナにより失われた存命期間を積算してランキングに反映…

 

なんてのは やりすぎかな😅