E電 …
覚えていますか?
E電(イーでん)とは、1987年の国鉄民営化に伴い、「国電」に代わって採用された「 元国鉄(近郊区間の)電車」の略称である。
なんで、E電などという貧寒な名称にしたのだろう。
▶︎決定の経緯を調べてみた。
全国からの公募で集まった59,642通から選考委員会(小林亜星たち)が選択した。
公募では1位は「民電」5,311通となり、以下2位「首都電」2,863通、3位「東鉄」2,538通。
これに対し、選考委員会は、あえて20位の「E電」(390通に過ぎない)を選択した。
これでは何のための公募かわからない。
そして現在、「E電」は実質的な死語となっている。
▶︎選考委員会の意図は、何だったのだろう?
そもそもE電のEってなに?
JR東日本の東(East)、電気(Electric)⁉︎
それとも単に、駅名にアルファペットを盛り込むことで先進性や国際化のようなものを醸し出したかったのだろうか。
いずれにしても、選考委員が奇を衒って、スベってしまった…
といったところが真相のように思える。
突き詰めれば、小林亜星のような選考委員を選んだ選考委員選択者の緩怠といえるだろう。