前編では、レジ袋有料化が、プラスチックごみ削減につながらない無為な政策であることについて記した。(下記リンク)
https://conichan.hatenablog.com/entry/2020/07/15/071049
本項ではこの政策が実行された時の厄介さとその対応について考えてみた。
▶︎まずレジ袋を購入するか否かの二者択一を決断して、レジ打ち店員に告げなくてはならない。
▶︎購入を選択した場合は、さらにレジ袋の大きさを指定しなければならない。
レジ袋の大きさによって価格が違うのだから、選択は客側がすることになる。
その際、店ごとに、レジ袋の大小の規格がまちまちだから判断が難しい。
政府は、義務化するのなら、袋の大きさについても指針を示して欲しい。
• 小→再利用の際、犬の散歩時に適している。
• 大→再利用の際、象の散歩時に適している。
このように大きさがイメージできるような目安を示すよう指導して欲しい。
まあ、現実的には、大、中、小の3種の大きさについて定めれば十分だろう。
やはり、再利用としてのペット散歩時の携帯袋を目安とするのはイメージ的によろしくないだろうから…
大きさの目安としては、2リットルのペットボトルを容量単位として示せばイメージしやすい。
小→2ℓペットボトル2本分の容量
中→ 〃 4本分 〃
大→ 〃 7本分 〃
てなぐあいに。
▶︎レジ打ちとの会話の際、現在はレジの前に飛沫防止ビニールカーテンがあり、声が聞こえにくく、かと言って大声を出すことも憚られる。
よって、レジ打ちとのコミニュケーションの取り方ついても具体的なルールを定めるべきだろう。
例えば…
▶︎レジ袋の購入/非購入は、
非購入をデフォルトとする。つまり、何も言わなければ、レジ袋は要らないという意思表示になる。
▶︎レジ袋の大きさ指定は、
現在、大多数の人がマスクを着用しており、飛沫防止という観点からも、手話のような、ジェスチャーで行うこととする。
小→ジャンケンの✊を示す
中→ジャンケンの✌️を示す
大→ジャンケンの✋を示す
▶︎ともあれ、リサイクル製品であるレジ袋有料化という誤った政策は施行された。
しかも、有料化は義務付けられている。小売店が営業戦術として、自らが経費負担して、無償提供することさえも禁じている。
個人の自由を押さえ込んだ威圧のようなものさえ感じてしまう。