なんと、この広大な敷地は東京ドーム3つぶんです!
ドームに行ったことのある私でもイメージがわきません。
いわんや東京ドームを知らない人にとっては、「テングザル3匹分の思いやり」と言われたのと同様、意味不明 ⁉︎
そもそも、3つぶん の「つぶん」て単位は、面積? 体積?それとも建設費?
▶︎東京ドームを単位に用いることは適切なのだろうか?
その是非は、
東京ドームの大きさなどの属性が、客観的に周知されているかどうかが判断基準となる。
皆が東京ドームというものに対し、共感するものをもち合わせており、それが定量的にも似通ってなければならない。
そのためには少なくとも、日本人の大宗が東京ドームに行ったことがあるというのが最低条件だろう。
テレビや写真で見た…
などというのでは正確なイメージは形成できない。
▶︎実際、半数以上の日本人は、東京ドームを間近で見たことがないだろうし、建設されたのが1988年と歴史的にも浅い。
また、東京ドームの形状が高さの低い円柱形で、平面方向に広がりをもっているため、上空から俯瞰でもしない限り全体が見渡せない。
隣接するドームホテルの方が、上に向かって屹立する直方体のため、全体が視野に入り、これを媒介として対象物の大きさを把握することは容易である。
▶︎あえて、東京ドームを単位に取り上げる理由は見当たらない。
ではなぜマスコミなどは東京ドームを物理単位として用いるのだろうか?
読売が戦略として流布したのか..
などと邪推したくなる。
そうでないとすると…
「東京ドームXつぶん」というのは…
「とてつもなく大きい」という形容詞的表現であり、定量的なものはさほど問題にしてないのかもしれない。