コロナ禍により遅延していたプロ野球の開幕は無観客試合で始まった。
前々から思ってたのだけど、これを契機に審判員も無くせないだろうか?
野球の無審判員試合で、最も技術的障壁が高いのが、ストライク• ボールを判定する主審の無人化だろう。
以下、この点に絞って、可能性を検証する。
▶︎ストライクゾーンの定め方
ストライクゾーンは人によって異なるため、選手各人の身長など体型を測定し、選手ごとのストライクゾーンを登録する。
▶︎ストライクの判定
選手ごとに定められた直方体の空間をボールが通過したか否かを判定すれば良い。
▶︎類似技術の応用
• 野球では、スピードガンが実用化され、球速の情報が得られるようになった。
原理は、マイクロ波をボールに当て、反射した周波数を測定し速度を算出(ドップラーの原理)…
ではあるが結果として、
時間軸に沿った位置の情報が得られる。
• テニスの大きな大会では、にチャレンジシステムが採用されている。
判定に再ジャッジを要求すると、会場にCG映像でボールの軌跡が再現される。
10台のハイスピードカメラにより分析• 処理する電子審判技術である。
観客は手拍子で判定の行方を見守る…
テニス観戦の一つの醍醐味になっている。
プロ野球にもビデオ判定が導入されたが、これほどの盛り上がりはない。
かように、スポーツの機械による判定は徐々に増えつつある。
▶︎素人考えではあるが、ボールに周囲より4〜5℃高くなる熱源を埋め込み、選手ごとに登録されたストライクゾーンに張り巡らせた赤外線センサーで感知する…
なんてのはどうだろう!
ボールにコストはかかるものの、主審の人件費と判定の正確性を考えればメリットの方が大きいだろう。
ここまでの、他競技の実績も含めた考察によると、無審判試合は技術的にも、コスト的にも可能ではないだろうか。
ではなぜ実施しないの?
審判員が失業してしまうから⁉︎
それとも…
砂漠の干上がった塩湖で採掘した岩塩を、トラックを使わず、ラクダの背中で運んだほうが情緒がある…
とでも考えているのだろうか。