このところ、東京都では、新規コロナ感染者数の増減に一喜一憂 し、小池知事はその都度会見を行い、対策の方向感を微妙に変更している。
新規感染者数をコロナ禍対応の判断基準にするのであれば、もっと論理的でなければならない。
報道では、何人を検査したかにはあまり触れられていない。
新規陽性者が20人から50人に増えたとしても、
「100人検査して20人陽性」と、
「1000人検査して50人陽性」
とでは前者が深刻(陽性率がそれぞれ20%,5%)である。
数の大小を比較するときに、分母(検査人数)を無視して、
分子(陽性者数)のみで判断し、対応がふらつくような知事に都政を任せておきたくない。
まさに、
『(分)母なき(分)子の迷走』
ではないだろうか!
※ 私見としては、東京都の新規感染者が20人から50人になったとしても騒ぎ立てる必要はないと思う。感染者数の桁数が変わるくらいになって初めて有意の差があると判断すべき。このような数値は対数をとって比較するのが妥当だろう。辛さ20倍カレーと50倍カレーとでは、さほど辛さの差を体感できないのと同様に!